フジヤマヴォルケイノ

妹紅へ会いに富士山へ登って来ました。
7時半新宿集合とかいつもの起床時間過ぎる。これは移転終わっても生活サイクル変えない方がいろいろと良いのかもしれんね。
バスの添乗員の兄ちゃんがいかにも慣れてませんって感じでした。喋ってる途中訳の分からない所で区切って間を取るんですよ。何してるのかと思ったら、バスの進行方向をじっと眺めてて本気で意味が分からない。
道が予想外に空いてて予定より1時間も早く五合目に到着。着くまで寝てたから実感ありませんでしたが、ココ既に標高2300mなのよね。若干頭が痛いかな? と思ったりしましたが、このボクが高山病ごときに掛かるはずがないよね。
昼飯にラーメン食べましたが、麺に芯が残ってて不味いことこの上ない。しかもこれで1000円……だと? どんだけ暴利なんだ。
ここから既にトイレが有料で100円かかります。下山してから気付きましたが、隣にある資料館に行けば無料のトイレがあります。覚えておくと良いかも。
出発する前からパラパラ雨が降ってきたので、最初からゴアテックス雨具を装備。コレが明暗を分けたね。
山岳ガイドに従って登山開始。最初モノスゴイ勢いで下っていきます。おいおい、登るんじゃねーのかよと突っ込みを入れたくなったぜ。
そして、ありえないくらいの牛歩。おいおい、こんなんじゃ山小屋着く頃には日が暮れてるなと思いましたが、そこは百戦錬磨の山岳ガイド。それでも予定より1時間も早く着きました。思ったより人が少なかったらしい。
というか、あれだけ人が居て少ないのか……。混雑時はどれくらいいるのか想像したくもないな。ガイドの話では1日1万人くらい登るらしい。その話と実情を見て、富士登山は渋滞するという意味を理解した。当たり前すぎる。ハァ、渋滞? こいつら何言ってんの? プギャーとか思っててごめんなさい。
12時半に五合目を出て、15時半過ぎくらいに七合目と八合目の境くらいにある東洋館に到着。標高は3000mらしい。3時間で700mしか登ってないのか。山頂が3776mなのでほぼ半分くらいですね。
登山途中に雨は降ったり止んだりを繰り返して、とても雨具を脱げる状況ではありませんでしたが、ゴアテックスのおかげで蒸れることがありませんでした。やっすーいビニール合羽を着てる人がちらほら居ましたが、一目見てムレムレなのが分かりました。あれ内側は滝のようになってるぜと横目に見つつ登ったのでした。
ある意味、買った雨具が無駄にならなかったので雨降ってて良かった気がする。気温も暑すぎず寒すぎず丁度良かったしね。
宿では2段ベットに8人押し込まれて、これで寝れるんかいなと疑問に思いつつ、晩飯。正直全然期待してなかったんですが、思いの外ふとぅーで逆にびっくりしました。期待値が低すぎたので美味しく感じられたぜ。
晩飯を食べたら17時半でしたが、早々に仮眠を取る。起床予定時刻は0時なので、6時間は寝られる計算。まぁ、寝られればの話ですが。
ここまでの登山の疲労もあり、最初の90分はぐっすり眠れました。その後はぞろぞろと仮眠取る人達が増えて、部屋の中が人いきれで熱気むんむん。それでもなんとか90分睡眠を繰り返して寝る。
22時頃、流石に暑すぎて眠れなくなったので、眠気覚ましに外に出る。部屋出た瞬間ココは天国かと思うくらい適温でした。外もそんなに寒くなかったので、とりあえず夜景を撮る練習をしました。結果としては三脚がないとブレまくるということが分かった。
部屋に戻ると高山病なんて怖くないと自己暗示掛けてきたのがバレたのか、猛烈な頭痛。実は岩山登ってるとき何度かめまいでふらついて思わず倒れそうになりましたが、これは全然高山病なんかじゃないと必死に言い聞かせてましたが、流石にこの頭痛はヤクイレベルだった。
正直リタイアも脳裏をかすめたんですが、酸素吸いながら深呼吸を30分ほど繰り返してるとどうにか落ち着いた。酸素すげーな。
下山してから調べたことですが、高山病は低酸素状態で6〜12時間経過すると諸症状が出始めるらしい。つまり、仮眠を取ると正にこの時間に当てはまるわけで……。これなら仮眠いらないんじゃね? と正直思った。
そんなわけで、0時に支度を済ませたら、山小屋の兄ちゃんに0:15まで待機と言われて、時間になったので外に集合するとガイドから遅すぎると言われる始末。山小屋の兄ちゃんはボコって良いレベルだと思いました。
そんなわけで、登山第二部の始まり。